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お墓づくりの疑問をすべて解決いたします!

お墓・墓石の値段(価格)の相場を知りたい!

お墓は、一般消費者には極めて分かりにくい商品である

いざお墓を建てるとなると分からないことばかりでしょうが、やはり気になるのは、何と言っても値段のことでしょう。


お墓・墓石は家ほどではないにしても高価な買い物です。


クルマと同じくらいの価格帯でしょうか...


クルマも数十万円の中古車から数千万円以上もするような超高級外車まで、ピンからキリまであるのと同様に、お墓も数十万円から数千万円以上と値段はさまざまです。




ただ、クルマの場合には、カローラクラスの車ならいくら、プリウスならいくら、クラウンならいくら、ベンツならいくら...と、一般消費者でも調べれば簡単に分かりますが、お墓・墓石の場合は、どの程度のものがいくらするかが分からず、どの程度のものを購入すれば安心なのかも分からないのです。

クルマの場合には、過去に購入経験がある人が多く、仮に自分は買ったことがなくても、クルマのことが分かる人は周囲をちょっと探せば、いくらでもいるでしょう。

そして、使用目的や性能、燃費、デザイン、値段と、自分自身の想いと予算に応じて選ぶことが出来るのです。

しかし、お墓・墓石の場合はクルマとは違って、お墓に詳しい人なんて業界人でない限りそういないでしょう。

それだけに、何から調べればいいのかが全く分からず、先ずは「いくら位するものなのか?」「相場はいくら?」・・・など、"値段"からスタートせざるを得ない商品なのです。




そして、お墓・墓石に関しては、全く知識がないだけに、「ぼったくられるのでは?」という不安が常にあるのでしょう。


確かに、ぼったくられてしまうかも知れませんし、逆に「安物買いの銭失い」になる可能性もあります。


そうならないためには、少々長くなりますが、これから書かせていただくことを最後までお読みください。

そして、本当に後悔しないお墓づくりを考えておられるのなら、当サイト内の隅々までお読みいただくことをお薦めいたします。


さらに詳しくお知りになりたい方は直接お問い合わせください。


相談は完全予約制ですが一切無料です。


お墓・墓石の値段の相場というものはあるようでない

お墓を購入する際に、先ず気になるのが値段なのですが、決して安いものでないことは分かっていても相場が分かりません。


実際には、お墓・墓石の値段の相場はあるようでないのです。


ご参考までに、全国組織の墓石業界団体の一つである、(一社)全国優良石材店の会(略称:全優石、会長:吉田剛)が、毎年実施している「お墓購入者アンケート調査」内にて、全国のお墓購入金額の内訳、並びに平均額を紹介しています。

ちなみに、2016年度の墓地取得費用を除いた墓石の購入金額は、全国平均額で170.4万円(前年比+5.8万円)と発表されています。

その内訳は、100万円~200万円代が最も多く51.4%と約半数、次いで、50万円~100万円が20.6%、200万円~300万円が18.0%、300万円~400万円が5%、400万~500万円が1.6%、そして、500万円以上は1.1%となっているとのことです。

しかし、ひと口に全国平均額が170.4万円と言っても、墓石の大きさは全国それぞれ地域ごとに大きく異なります。




都市部では60㎝四方程度の小さな墓地もあるようですし、日本一大きなお墓を建てることで有名な富山県の墓石の大きさは、地面からの総高が3㍍を越えるものもあるようです。


これらをひっくるめての全国平均額なのです。


この170.4万円は平均購入金額であり相場ではありません。


"相場"とは、特定の商品の取引価格の目安であって、使用する石や大きさが異なる墓石では比べようがありません。




"相場"という言葉を聞いて多くの人が思い浮かぶのは、「本マグロ、1キロ当たり○○円」などの生鮮品の値段でしょう。

この○○円より高い値段がついていたら相場より高いわけで、安ければ相場より安くお買い得ということになります。


ただ、マグロとカツオの相場とを比べても仕方ありません。


お墓・墓石の価格相場とはこのようなものです。


クルマの場合でも、150万円位のコンパクトカーを買う人、200円位のファミリーカーを買う人、300万円以上の高級車を買う人、500万円以上の高級外車を買う人など購入額はそれぞれです。


しかし、「クルマの相場はいくら?」とはあまり言いません。


相場があるとしたら中古車くらいでしょう。




中古車の様に、同年式、同車種の同グレードで比較をしてこそ、値段の相場が分かり、購入する際の目安となりますが、墓石の場合は、使用する石や大きさによって値段はさまざまです。

新車購入の場合は相場で買うのではなく、自分自身が望む目的と、予算や購入後の維持費等を考えて候補を絞り込んでいきます。


「トヨタの△△にするか?」


「ホンダの□□にするか?」という具合です。


同じクラスのクルマであれば、例えメーカーが違っても、ほぼ同じくらいの価格帯で販売されているのか想像できますが、墓石は実物を見てもいくら位するのか判断がつきません。

しかし、お墓・墓石もいろいろと細かく調べていくうちに、どの石が高くてどの石が安いかが分かってくるようになるのです。




例えば、バッグの値段を例に挙げてみましょう。


バッグもメーカーによって値段はまちまちです。


ノーブランドなら数千円、高級ブランドなら数十万円!


今でこそ、ルイ・ヴィトンやエルメスなどのバックが、十数万円から百万円以上するものまであることは多くの人が知っているほどの有名ブランドとなっていますが、その昔は、ごく一部の人しか知らないことでした。

「いったい、何がどう違うのか?」...と細かく調べてみると、素材やデザインにこだわりがあったり、縫製が丁寧であるとか、やはり、ブランド品にはそれなりの良さがあるものなのです。


しかし、それを「値打ちがある!」と考えるか、「無駄!」と考えるかは人によってそれぞれです。


クルマやバッグに値段の相場というものがないのと同じく、お墓・墓石の金額にも相場というものはありません。

自分自身がお墓を建てるにあたっての費用として、納得できる額がその人の相場であり世間の相場ではありません。

ただ、完成したお墓が値段に見合うものになったかどうかは、人それぞれの感じ方や価値観によっても異なりますし、購入した石材店によっても良し悪しが大きく違ってきます。

また、ブランド物にはコピー商品(偽物)も存在しますが、墓石にもゴマカシ加工や産地偽装がありますので注意が必要です。


お墓は決して「品質=値段」ではないのです。


出来上がったお墓が、高く感じるか?安く感じるか?は、「石材店選び」が正しかったかどうかによるのです。


お墓・墓石の値段(価格)は、どのようにして決まるのか?

では、こここからは、お墓・墓石の値段(価格)は、どのような仕組みになっているかを説明させていただきます。




お墓の値段とは、大きくは「墓地取得費用」「管理費」、そして「墓石代(工事費等も含む)」の三つに分類されます。

墓地取得費用と管理費については、高い安いはあるにしても、あらかじめ決められているだけに、どうしようもありません。


一般消費者が知りたいと思うのは「墓石」の値段なのです。


この、墓石の値段を決める根底となるのが使用石種と量です。


墓石に使用する石である通称みかげ石は、中国産の安価なものから、香川県産の庵治(あじ)石のような高級ブランド石まであります。

また、一般消費者から見た目には同じように見える石であっても、硬さや吸水率、耐久性、変色しやすいなど性質はさまざまです。

これら、世界中で100種類以上もある墓石用の石の中から、いくら(単価)の石を選び、どれくらいの量を使用するかで、安い墓石になるか、高い墓石になるかが決まるのです。


分かりやすくするために「すき焼き」に例えてみましょう!


すき焼きと言えば、メインは何と言っても牛肉ですが、家族5人で食べるとなると、そこそこの量の牛肉が要ります。




すき焼きの主役である牛肉を、100gあたり3,000円の特撰神戸牛ロース1kgを使ってすき焼きをするとしたならば、牛肉に掛かる費用は3,000円×10(1kg)=30,000円となります。

さすがに、1回の食費で牛肉代だけで3万円は厳しいので、安いオーストラリア産の100gあたり300円の牛肉にすると、300円×10(1kg)=3,000円となり、神戸牛の十分の一で済みます。

100gあたり3,000円の牛肉を買うか、300円の牛肉を買うかは、それぞれの家の経済事情や価値観にもよりさまざまです。

神戸牛は贅沢としても、やはり同じすき焼きを食べるのなら、せめても、国産黒毛和牛の100gあたり700円くらいの牛肉で、...と考えられる方は決して少なくないかと思います。

これは、あくまで自宅ですき焼きをした場合の牛肉代であり、すき焼き専門店で食べるとなると、当然値段は違ってきます。

墓石はすき焼きの様に自宅でつくることは出来ませんので、外食をする場合と同様、店(石材店)の利益が加算されます。

すき焼きの材料費の主となるのが牛肉代である様に、墓石の値段の主となるのが使用する石の種類と量なのです。


※上図は「日本の銘石 産地ガイド」(株式会社インデックス刊)より引用


ただし、墓石用の石の量を計算する単位は㎏やt(トン)ではなく、切(又は才:さい)という墓石業界独自の単位を用います。


1切は1尺立法、すなわち1辺が30.3㎝のサイコロ状態です。


墓石に使用する石の量は、この「才」で計算します。


値段は、1才あたり3万円の石もあれば5万円の石もあり、国産の最高級墓石材だと数十万円するものもあるのです。

そして、西日本の場合は、この才あたりの金額に、墓石に加工するまでの基本的な加工賃も含まれています。




仮に、1才あたり5万円の石で10才必要とする墓石をつくると、5万円×10才=50万円が墓石本体の原価となるのです。

この50万円は墓石本体だけなので、これ以外にも、外柵(巻石)や霊標などの付属品が必要となります。


すき焼きに例えると、野菜や豆腐のようなものです。

松茸が入った豪勢なすき焼きもあります。


墓石本体より外柵(巻石)の方がはるかに高額になるほど、豪華で頑強な外柵を選ばれる方も決して少なくありません。


ただ、加工された墓石はこのままでは使えません。




墓石に字を彫ったり、墓地にお墓を設置する工事である、文字彫刻費や運搬・据付費がさらに必要となってきます。

墓石に彫刻する文字も、書家直筆の文字を使う石材店もあれば、コスト削減のためコンピュータ文字を使う石材店もあります。

墓地での工事に関しても、建築レベルの基礎工事を行い、地震に対応した最先端の免震施工を導入している石材店もあれば、全く基礎工事もせずに墓石を設置する石材店もあります。

こうして、石材店ごとに文字や工事の仕様が異なりますので、当然、掛かる費用も違いますし、見栄えや耐久性も異なります。

これら、文字彫刻費や墓地での工事費と石の材料費との合計が、墓石をつくる際の原価となり、これに経費や利益が加わります。


この経費についても石材店ごとに大きく異なります。


少ない人員で経営者自らも対応している石材店もあれば、複数の店舗を有し、多くの営業マンを抱える石材店もあります。

インターネットでの集客を主としている石材店もあれば、折り込みチラシやテレビCMで集客している石材店もあります。


当然、営業形態や集客方法によって経費は異なりますし、利益についても、石材店自身がどれだけ儲けたいかです。




同じ種類(名称)の石でも、ランクの高い質の良い石を選び、技術レベルの高い石職人の手で加工を手掛ける石材店もあれば、石の質が少々品質が悪かろうが、加工が多少下手であろうが、とにかくコストを安く抑えようと考える石材店もあるのです。

そして、原価率の高い墓石を適正価格で売る石材店もあれば、安い原価の墓石をぼったくり価格で売る石材店もあるのです。


もちろん、墓地での施工・工事についても同じです。


墓石の原価、墓地での工事費、人件費・広告宣伝費等の経費、そして、石材店の利益を加えたものが墓石の値段となります。


それゆえ、値段だけを見ても高いか安いかの判断は出来ません。


結局は、石材店の考え方次第ということになります。


「お墓はどこの石材店で建てても同じ!値段もたいして変わらないだろう?」...なんて思っていませんでしょうね?


石材店によって値段も品質も全く違うということを、消費者がしっかりと認識されることが重要です。


石材店への見積り依頼はどうすれば良いのか?

お墓・墓石の値段の相場もあってないようなもので、値段の設定も、製品・施工のレベルも石材店次第となると、どこの石材店に見積り依頼をすれば良いのかとなります。




今、このサイトをご覧になって頂いているということは、何かを調べる際にインターネットを利用される方でしょうから、石材店探しはネットで調べられることをお薦めいたします。

...とは言っても、石材店や霊園を紹介してくれたり、複数の石材店に同時に見積もりを斡旋する一括見積サイト等、ポータルサイト系に依頼するのはあまりお勧めできません。

まあ、見積もりをしてもらう程度なら問題はありませんが、ポータルサイトから紹介された石材店と正式契約をする場合には、ポータルサイトの仕組みをよく理解した上で判断してください。

お墓・墓石のポータルサイトについて詳しくはコチラまで


さて、ネットで見積依頼をする石材店を探す上で、先ずは、墓地があるかないかで探し方が違ってきます。

既に墓地を所有しているのならば墓石を建てること、墓地を持っていないのなら墓地探しから必要となります。

墓地を探す際に、多くの方は家からの距離を優先されますが、もし、気に入った墓地が民営霊園・墓園ならば注意が必要です。

民営霊園・墓園には「指定石材店制度」という制度があり、そこが定めた指定の石材店以外での墓石の購入は出来ません。


値段が高い安いも、相場も何も関係ありません。


中国産の最も安い石を使い、耐久性にも乏しい墓石であっても、その石材店から、仮に「200万円」と言われれば200万円、「300万円」と言われれば300万円で買うしか仕方ないのです。


納得が出来ないと言って他の石材店を選ぶことは出来ません。


これを、業界独自の制度である「指定石材店制度」と言います。


墓石を購入する石材店を自由に選びたいのならば、公営墓地など、指定石材店制度がない墓地を選ぶことが第一です。

「指定石材店制度」について詳しくはコチラまで


そして、既に墓地を所有されている方につきましては、公営墓地は問題ありませんが、地域に昔からある村墓地や、自治会が主体となって開発した自治会墓地などは、民営霊園と同じく指定石材店制度がある場合がありますので、今一度、墓地の管理者に確認をしておく必要があります。

では、墓石建立の見積りを依頼する石材店探しですが、具体的な墓石の形や購入金額が決まってなくても、大まかな予算組みや要望は人それぞれあるかと思います。

とにかく値段の安い墓石を考えておられる方ならば、「お墓 激安」などのキーワードで検索すると、安さを売りにしている石材店がずらっと出てきます。

国産の石での墓石を考えておられる方ならば、「お墓 国産 安心」」「墓石 国産」...など。

シンプルなデザイン墓石での建立を考えておられる方ならば、「デザイン墓石 神戸(地域名)」「お墓 デザイン」...など。

また、墓石の値段や形よりも石材店を探したいのならば、「墓石店 神戸」「石材店 信頼 神戸」...など。


自分自身が探したい情報のキーワードで検索してみてください。




その際にも、必ずと言っていいほど上位に掲載されるのが、前述のポータルサイトと、検索順位1位のさらに上に表示される、URLの頭に「広告」と表示されたPPC(クリック課金)広告です。

とりあえずこれらは無視して、純然たる1位から20位くらいまで、サイトの中身やブログの内容などをじっくり見てみましょう。

さらに、関連する様々なキーワードで検索していくと、お墓・墓石に対する自分の想いや考えと共感できそうな石材店が、不思議と何軒かは見つかってくるものなのです。

そうして見つけた石材店にメールや電話で問い合わせをし、実際に担当者とやり取りをしてみると、電話対応の良し悪しや、レスポンスのスピードなど、様々なことが見えてきます。

そして、「ここの石材店ならば!」と思うところを絞り込み、自分自身の要望を伝え、きちんとした見積りを取ることです。


できれば、担当者と直接会って依頼する方がベストです。 


その際には、必ず複数の石材店に依頼することが重要です。





こうして各社から出てきた見積もりや設計図面などを見て、一つ一つ内容を分析・判断しなくてはいけないのですが、見積書と図面だけで、その石材店が良い質の石を使っているか、技術レベルの高い加工をしてくれるのかなどは分かりません。


見て分かるのは、見積書に記載の値段が高いか安いかだけです。


しかし、その値段の内側にある真実が分からなければ、本当にその値段が高いか安いかの判断は出来ないのです。


少々値段は安くても手抜き工事をされては何にもなりません。


最終的には、やはり「石材店選び」となってしまうのですが、消費者にとっては、失敗が許されない最も難しい問題なのです。


この難問であるお墓・墓石の値段や石材店選びについて、富山県でお墓・墓石の無料相談サイトを主宰されている、宮崎さまのブログに詳しく書かれていますのでご一読ください。

お墓の値段はいくら?富山のお墓の営業マン・宮崎が、
正しいお墓の建て方を教えます。(富山良いお墓研究所)


特に、富山県、石川県など、北陸地方の方は必見です。


特殊なからくりの民営霊園・墓園の墓石の値段

これまで説明をしてまいりました墓石の値段については、指定石材店制度が定められていない霊園・墓地の場合です。

つまり、墓地を所有する消費者が墓石を購入する石材店を、自由に選ぶことができる場合のお墓・墓石の値段のはなしです。

ところが、墓地によっては「指定石材店制度」という、一般消費には聞き慣れない業界独自の制度があるのです。


この制度を取り入れているのが大多数の民営・民間霊園です。


民営霊園・墓園とは、市町村等が運営の公営墓地と違って、宗教法人や財団法人が経営主体となっている墓地のことです。




テレビCMや折り込みチラシで使用者募集の案内を行っている、「○○大霊園」「メモリアルガーデン△△」などの墓地です。

これらの民営霊園・墓園で墓地を買う(取得する)と、墓石を購入する石材は自動的に決められてしまうのです。


この制度が「指定石材店制度」なのです。


民営霊園・墓園の経営は宗教法人や財団法人となっていますが、実質的な運営は大手石材店や霊園開発業者が担っています。

霊園を造るには、山を切り開き道をつける大規模な工事となり、数億円、数十億円のという多額の開発資金が必要となります。




市営・町営墓地などの公営墓地ならば、造成に係る開発費用は、全て行政負担となりますが、民営霊園・墓園の場合には、費用の全てを経営主体側が準備しないといけないのですが、億単位の金額を捻出するとなると、さすがに負担が大きいので、一社、又は、複数の石材店に出資を求める場合があります。

そして、その墓地の開発に出資・参画した石材店だけが、墓地の販売開始と同時に墓石を販売する権利を得るのです。

また、霊園・墓園の経営主体側も多額の投資をしていますが、売れた墓地の代金だけではなかなか回収はおぼつきません。

そこで、その霊園・墓園内で販売する墓石の値段を高く設定し、石材店の契約金額から一定額の手数料を支払ってもらうのです。


この手数料を「入山料」とか「建墓料」と呼ぶのです。


一定額と言っても決して安い額ではなく、契約金額の10%から、なんと、40%という高額の手数料を取るところもあります。

手数料40%と言うと、仮に総額200万円の墓石とすると、80万円を霊園の経営者側に支払うことになるのです。


200万円払っても、実質は120万円の墓石でしかないのです。


販売権を取得した石材店側も霊園側に出資をしている関係上、同じく回収が必要なるので墓石代金を高くすることになります。

両者の思わくと高額の手数料を反映した墓石の値段となると、とんでもなく高い値段の墓石となってしまうのですが、一般消費者にはからくりや、いわゆる相場が分からないので、霊園・墓園自体の環境や立地条件が良ければ意外と売れるのです。

ただ、霊園・墓園内に複数ある指定石材店ごとに、墓石の販売価格がまちまちであっては問題が起こるので、霊園内のどこの指定石材店で墓石を買っても同じ値段になるよう、霊園・墓園での統一価格を定めているところがほとんどです。


全体的には、高額な価格設定となっているのは事実です。


けれども、余り高額な価格で売り出し広告を打ち出しても、肝心のお様客が寄り付いてくれなければ意味がないので、墓石は中国産の最も安い値段の石を中国の安い工場でつくり、小さな墓地と墓石(工事費も含む)を組み合わせセット販売にし、安さ感を打ち出して販売している霊園・墓園も少なくありません。

民営霊園・墓園で本当に満足できる良いお墓を建てるには、よほどの覚悟で予算組みを考えなけでば叶わないでしょう。

それだけに、民営霊園・墓園の園内は美しく整備されていても、良い石を使っているお墓は、そんなに多くは建っていないのです。


販売価格の最低ラインが高い値段設定だけに仕方ありません。


安易に民営霊園・墓園で墓地を購入してしまうと、自由に石材店を選ぶことが出来ないので注意が必要です。


まとめ

お墓・墓石の値段についてはいかがでしたか?


ここまで、長い文章を読んでいただきありがとうございます。


本当は、まだまだお伝えしたいことがたくさんあるのですが、ここではお教えできない内容も多々ありますので、さらに詳しくお知りになりたい方は直接お問い合わせください。


神戸市石材企業協同組合はポータルサイトではありません。
公正・中立な立場でアドバイスをさせて頂くお墓相談窓口です。



ご相談は完全予約制ですが全て無料です!




また、しつこい売り込みや自宅への押し掛け営業も一切ありません。


どうぞ安心してお問い合わせください。


このサイトを見て下さった方々が信頼できる石材店に出会え、心の底から満足できるお墓を建てられることを願っております。


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