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お墓の引越し(改葬)

お墓の承継が困難な時代

第二次世界大戦後の新民法の発布は古くから伝わってきた風習から脱して、
民主主義の旗のもとに定められたものでありますが、
とりわけ家長制度の廃止と、遺産贈与の平等などは、
日本古来の家制度の崩壊を意味するものであり、
そのことは予測されていたことではありますが、
時を経るごとに現実の問題として種々の問題がクローズアップされてきました。

ことにお墓の承継においては、その承継について保守的な考え方と、
平等思想の元での考え方の間で、様々な問題が起きる場合もあります。

また、戦後の急激な高度経済成長は、都市部への人口移入を進め、
地方での過疎化が著しく、古来の伝承、しきたりといったものも、
断絶され宗教意識も薄らぐこととなりました。

合わせて団塊の世代に代表する核家族化、そして少子化の傾向は、
よりお墓の承継基盤を危ういものにしているようです。

※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)


お墓を守り次の代へ託す

お墓というものを物理的に考えれば、
「故人の遺骨を収蔵した石の墓標」と言えるでしょう。

しかし、お墓というものは、この物理的なことよりも、
精紳的にはるかに大きな意味をもつものであります。

お墓に眠る者が父母であれ、ご先祖であれ、お墓は非日常的な空間にあり、
一年に何度かの墓参りを通じて対面します。
故人と生者とが実に良い関係と距離で接することのできる空間であります。

お墓は故人を供養する場ではありますが、
それよりも増して別れという悲しみをのりこえて、故人と心で語り合える場であり、
生者にとっては大きな精紳的浄化作用を得る場所でもあります。

ゆえにお墓参りをすると、どこかさわやかな気持ちになるのでしょう。

このお墓を守り時代に承継するためには、
当代の者がしっかりとその姿勢を示す必要があります。
父母、兄弟といった関係は深いものがありますが、
祖父母と孫との関係は少し弱いものとなり、
さらに代を重ねると、それは言葉上の理解でしかありません。

そのことからも、家族そろっての墓参の意味は大きいといえます。

※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)


簡単にお墓参りができない

お盆や春秋のお彼岸になると必ずといっていいほど墓参のニュースが流れます。
そんな時、お墓は田舎にあり、すぐにお墓参りに行けない者にとっては、
より一層お墓参りへの思いが募り、先祖への申し訳なさが強くなります。

現役中は仕事の都合、家事や子育てなどで、
気になっていても思うようにお墓参りができません。

歳をとると今度は体力的に負担になります。
そのうえ田舎のお墓の面倒を見てくれている親類縁者も同様に年をとります。
代替わりも進んできますと、いよいよ先祖のお墓をどうするかが、大きな問題となってきます。

自分の子供たちのことを考えても、
やはり自分が健在な間にお墓の問題は解決しなくてはいけないと強く思いはじめるのです。

※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)


お墓の引越しの増加

お墓の改葬移転へ

田舎を離れ都市での生活基盤ができ、
いまさら田舎へ帰ることは諸事情を考えても難しいとなると、
田舎のお墓を自信の生活の場である都市部に、
自分自身の入るべきお墓の建立と合わせて先祖の遺骨を移すことが、
最良の方法であると考える方が一般的であります。

こういった考え方は昔からあったのですが、
改葬移転となると改葬移転のための手間、手続き、費用を考えると、
腰が重くなるというのが現状です。

また、病気のように治療を急ぐというものでもなく、
お墓の移転は緊急を要するということではない点も先送りとなる要因です。

しかし、自分の体力気力を考え、改葬移転を決心する方が多くなったのでしょうか、
都市部の霊園では建墓と同時に、田舎から改葬移転をするお墓が目立つようになってきています。

※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)


難しくないお墓の引越し

お墓の改葬移転は決して難しいものではない

お墓の改葬移転を考える方が直面するのが、面倒、大変ということであります。
しかし行動を起こせば以外と簡単なことであります。

ただ、家の引越しのように、自分で荷造りをして運ぶというわけにはいきません。

古いお墓の解体撤去、新しいお墓の建立、改葬手続き、法要と、
自分ではどうしようもないことが多いだけに、困難さを強く感じるものであります。

したがって、的確に判断をして、それぞれに依頼するということが大切であります。

近年は改葬移転の数も多くなっているので、石材店でも対応しているところが多く、
詳細にわたりアドバイスをしてくれる石材店もあります。

いずれにしても改葬移転には石材店の存在抜きでは進まないことが多く、
先ずは安心して任される石材店に、種々の条件を伝え相談することが第一だといえます。

予想外にスピーディーにお墓の改葬移転が進むはずです。

心の中に重く存在したお墓問題が解決すると、
大きな安堵と、お墓参りというさわやかな精紳浄化が味わえるはずです。

※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)


Q&A 1. 九州にあるお墓を神戸に移したい

現在、郷里の九州にあるお墓を神戸に移したいと考えていますが、
移転に際して手順よく進めるにはどんな点に注意すべきでしょうか?

お墓の引越し(改葬移転)には法的手続き、関係者への通知、
実際に改葬するための石材店への依頼などがあります。
改葬を決めるのは当人ですが、確実に進めていくには関係者の協力がどうしても必要です。

その中で一番中心的となるのが石材店です。
そこで改葬に関してしっかりアドバイスしてくれる石材店を探すことが大切です。

経験豊富な石材店であれば、手順、手続きの方法など、
総合的、具体的に説明してくれるはずです。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 2. お墓の引越し費用の目安は?

改葬してお墓を移したいのですが、
費用はどの程度考えればいいのでしょうか?

お墓の引越し(改葬移転)費用は大きく分けると次の5つに分けられます。

  • ①遺骨を受け入れるための新しい墓所の永代使用料(土地代)
  • ②新しくお墓を建てる建墓費用
    ・郷里にある墓石を使用する場合は移転費用。
    ・霊園によっては墓石の移転を認めていないところもあります。
  • ③現在ある古いお墓の解体撤去費用
    ・現在の墓石を使用する場合は移転費用。
    ・管理者へのお礼。
  • ④現在のお墓の抜魂回向(魂抜き)の費用
  • ⑤新しいお墓の開眼法要の費用

どのような種類の墓地(公営・民営・寺院)を選ぶのか、
どんなお墓を建てるのか、郷里のお墓の場所から新しいお墓の距離、
といったことが大きく関係してきます。

ある程度確かな費用を知るためには、
お墓の引越し(改葬移転)に詳しい石材店に相談してみるといいでしょう。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 3. お墓の引越しの時期は?

お墓の引越し(改葬移転)についての時期はいつとか、
何かの仏事に合わせるとかはあるのでしょうか?

特に決まった時期とかいうものはありません。
改葬される当人の決定がすべてです。

しかし、梅雨の時期とか、雪の積もっている中での作業、
法要等は何かと大変ですから見合わせる事が賢明といえるでしょう。

また、仏事に合わせてということも、特に定まったものはありませんが、
故人の命日とか解忌法要に合わせるとかすれば、親類縁者も集まりやすく、
より都合がよいのではないかと思います。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 4. 古いお墓で遺骨が無かった?

郷里のお墓を引越し(改葬移転)しようとしましたが、古いお墓で、
納骨当時に遺骨を骨壺から出して埋葬したためお骨がありません。
このような場合はどう対処すればいいのでしょうか?

納骨の方法は地域によってさまざまです。

「人は大地の自然から生まれ、大地の自然に還る」といいます。
したがって、墓所内のお土を遺骨にみたて持ち帰り、
新しいお墓に納骨すればいいでしょう。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 5. 改葬後の古い墓地はどう処理するのか?

改葬後の古い墓所についてはどう処理すればいいのでしょうか?
また、墓地の永代使用料は返還してくれるのでしょうか?

先ず、墓地の返還に際しては、それぞれの墓地や霊園の規定により若干異なりますが、
原則的には、古い石塔や外柵などすべてを撤去して更地としてお返しするのが基本です。

寺院墓地や一部の霊園には、石塔のみの撤去で、
外柵はそのままで良いというところもあります。

そして、この費用は墓所使用者が負担しなければいけません。
遠隔地からの改葬移転の場合、この点が難しい問題です。

新しいお墓を建てる石材店が受け賜わる場合もありますが、
地元の石材店に依頼する必要がある場合もあります。
その場合は墓地の管理者に相談することが賢明でしょう。

また、永代使用料の返還ということですが、公営墓地、民営霊園、
寺院墓地ともに払い込んだ永代使用料は返還されないことが原則です。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 6. 新しい墓所に古いお墓を移転することは可能か?

お墓の改葬移転に際して、新しい墓所に古いお墓を、
そのまま移転したいと考えているのですが、可能なのでしょうか?

公営墓地では古いお墓の移転を認めている霊園はありますが、
民営霊園に関しては、美観的な調和に欠ける等の理由で、
古いお墓の移転を認めるケースはほとんどないといえます。

ただ、移転が可能だとしても、新旧の墓所の広さが異なるため、
外柵に関しては新しく造る必要がありますので、
移転できるのは石塔や付属品のみとなります。

また、霊園によっては、新しい墓所にゆとりがあれば、
棹石だけの移転を認めているところもあります。

これらのことについては、各霊園によって異なりますので、
新しい墓所の使用規定に適合しているか、
また依頼される石材店とよく相談して決める必要があります。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 7. 古い墓地の管理者へのお礼は?

古いお墓を整理するに際して、
その管理者へはどのようなお礼が必要ですか?
また、新しい墓所に対しても同様ですか?

先ず、公営墓地については、古い墓所、
新しい墓所ともに特に御礼等の必要はありません。

民営霊園や共同墓地の場合は、
それぞれに定まった手数料等がある場合があります。
また、これまでお墓を管理してもらった感謝の意をこめて、
お菓子などをお渡しすれば良いでしょう。

しかし、お寺の場合は単に管理というだけではなく、
寺檀関係にあったわけで、檀家を離れるという意味もあり、
お礼としてお布施をお包みする必要があるでしょう。

近年、檀家を離れるにあたり、寺院から一方的に様々な理由をつけて、
高額な離檀料を請求されるといったトラブルが多くなっています。
あくまでも長い間お世話になった感謝の気持ちのお布施であって、
離檀料なるものはありません。

新しい墓所についても同様に、これから長いお付き合いとなるのですから、
定めがあればそれに従い、ご挨拶程度の品を贈ればよい関係が保たれるでしょう。

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


Q&A 8. 改葬にはどんな手続きが必要なのか?

私たち生きている人間が引越しをする際には、
住民票の転出・転入届が必要なように、
お墓に関しても一度埋蔵したお骨を出す場合には、
法的手続き(改葬許可証)がなくお骨を出すことはできません。

「改葬許可証」は古いお墓のある役所で発行してもらいます。
改葬許可証発行のためには、古い墓地管理者からのお骨の「埋蔵証明書」と、
新しい墓所の管理者から発行してもらった「受入れ証明書」を持って、
役所に「改葬許可申請書」を提出いたします。

その他には、古いお墓の管理者に改葬を申し出て、
閉眼法要(魂抜き)、出骨、古いお墓の処分などの手配をいたします。

改葬の一般的な進め方

1.石材店などに相談し、アドバイスを受け、引越し先となる新しい墓所を決める。

2.新しい墓所の管理者から、「受入証明書」(見本①参照)を発行してもらう。

見本① 受入証明書

霊園によっては「墓地使用承諾証」が「受入証明証」を兼ねているところもあります。

3.遺骨を埋葬している市区町村の役所から、
「改葬許可申請書」(見本②参照)を入手する。

見本② 改葬許可申請書

「改葬許可申請書」は市区町村ごとに、すべて書式が異なります。

4.改葬許可申請書に、遺骨を埋葬している墓所の管理者に、
署名・捺印をしてもらう。(埋蔵証明)

寺院墓地からの改葬の場合は、ご住職に離檀を申し入れ、
お世話になったお気持ちをお包みすると良いでしょう。

5.署名・捺印を終えた「改葬許可申請書」と、引越し先の「受入証明書」を、
遺骨を埋葬している市区町村の役所に提出して、「改葬許可証」を交付してもらう。

6.遺骨を埋葬している墓所に改葬許可証を提示し、
石材店に遺骨を取り出してもらう。

遺骨を埋葬していた墓地は、購入前の更地の状態に戻してお返しするのが一般的です。
石材店から墓石の解体・撤去の見積りを取り、依頼しましょう。

古い墓石は、供養の対象から外すための法要「閉眼法要(魂抜き)」を行ないます。
また、遺族であっても埋葬(納骨)した遺骨を遺骨を許可なしに持ち出すと、
窃盗罪に問われる場合があります。

7.新しい墓所に、「墓地使用承諾証」(見本③参照)と、
「改葬許可証」と遺骨を持参し納骨する。

見本③ 墓地使用承諾証

※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


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