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理事長ブログ 8ページ目
中国産墓石の価格上昇・2012年/②簡単な加工も複雑な加工も値段は同じ?
~前のコラムからのつづきです~
近年は、中国の経済成長に伴い物価の上昇が続いています。
それは、墓石の価格についても例外ではありません。
中国で製作された墓石の値上げについては、
ここ数年、毎年のように取りざたされていますが、
今年も例外ではなく避けて通れない問題となっています。
すでに昨年(2011年)末には日本側に値上げを通知している
中国側の石材加工工場・商社や、今年(2012年)1月1日から、
旧正月の休み明けから、など時期は少々異なるものの、
値上げを希望する工場・商社がほとんどであります。
この、中国産石材加工製品値上げの背景には、
中国の物価や賃金の上昇、人民元高等の要因はもちろんあります。
しかし、それ以前に中国の石材加工工場向けに日本が発注する
墓石等の加工内容と支払う加工賃の不均衡が挙げられます。
これは、どういうことかを説明いたします。
量を表す単位は、一般的に1m×1m×1m=1㎥(リュウベイ)と呼びますが、
石材の量は1尺×1尺×1尺=1才(切・サイ)という単位を使います(1尺=30.3㎝)。
墓石用の原石の買い付けをする時などにはこの単位を使います。
「才単価●●円の■■石を▲▲才!」という風に...
ちょうど、お肉屋さんで「100g、150円の豚ロース肉を500g!」といった感じです。
もちろん、これは採掘されたままの原石の値段であって、
墓石等の石製品として製品加工された値段ではありません。
豚肉を買うのと「トンカツ」を買うのと値段が違うのと同じです。
これらの原石を墓石等の石製品として加工・製作を加工業者に依頼する際には、
先ほどの原石の「才」あたりの単価に加工賃を加えた「丸才単価」というものが基準となります。
この「丸才単価」なるものには、墓石等の基本加工賃が含まれておりますが、
その形は、あくまでも伝統的な和型の3段墓が基本となり、
複雑な形や、加工に時間と手間を要するものには別途加工賃がかかってくるのです。
その別途加工賃は数万円から、蓮華加工やデザイン墓石などは
十数万円から数十万円といった加工賃が必要になってきます。
日本では従来から、このような価格設定のもとに墓石等の石製品がつくられています。
ところが中国では、1980年代に日本が中国に石材加工の技術を供与した頃に
日本側が中国の石材加工工場と取り決めた製品加工単価の設定方法に問題があるのです。
それは、どんな形のお墓をつくってもすべて「丸才単価」というものです。
豚肉だけを買っても「トンカツ」に揚げてもらっても値段は同じということです。
1980年代頃の日本国内における墓石のカタチといえば、
大半が昔からの伝統的形状の和型3段墓でした。
少し変わった墓石といえば、「オルガン型」と呼ばれる
高さの低い横型のシンプルな洋型墓石くらいでした。
それも、ほとんどがキリスト教信者の方の墓石に限定されていました。
それゆえに「丸才単価」であっても十分対応が出来たのです。
ところが、近年においては、外柵に複雑な意匠を加えた和型墓石や、
オリジナルデザイン墓石にみられるアール加工の多様など、
お墓のカタチが画一的な形状ではない時代となっています。
そうなっても、蓮華加工の様な特に複雑な加工を除いては、
中国における石材加工の単価はつい最近まで「丸才単価」だったのです。
通常の和型3段墓をつくるのに比べると何倍もの時間と手間を要しているのに
金額は和型3段墓と全く同じという奇妙な価格設定がこれまで長く続いてきました。
そのため、日本の石材店側もいくら複雑な加工の墓石を中国に発注しても、
石の量が変わらない限り金額が変わらないのを良いことに、
お客様がそこまでの要求をしていないにもかかわらず、
墓石のあちこちに必要以上の複雑な加工を加えた、
派手さだけが目立つ「デザイン墓石」とはほど遠いお墓も登場してきました。
お肉屋さんで豚肉を買う時に、お肉の代金だけで
「トンカツ」に揚げてもらうだけではなく、
「トン汁」と「お漬物」のサービスもお願いし、
さらに「ご飯」と「キャベツ」のおかわり自由も要求するのです。
さすがに、ここまでくると中国の石材加工工場側としても、
特別加工に対する値上げを要求せざるを得ない状況となったのです。
これらの経緯がここ数年の中国で加工・製作される
石製品の値上げにつながった大きな要因の一つに挙げられるでしょう。
~つづく~
失敗しないお墓づくりの相談は『神戸市石材企業協同組合』へhttps://www.sekizaikumiai.com/
(神戸市石材企業協同組合)
2012年4月17日 10:04
中国産墓石の価格上昇・2012年/①WBSにて放送
日本ではその昔から、墓石はすべて国内で造られてきましたが、
高度経済成長期になると人件費の高騰により、
当時はまだ人件費の安かった韓国で造られるようになりました。
しかし、韓国もソウルオリンピックを機に人件費が高騰したため、
1980年代になると、その生産拠点は中国に移行しました。
中国南部、福建省の経済特区・アモイ周辺は世界最大の石材加工地で、
現在、日本の墓石の約8割がこの地域で生産されています。
80年代、日本の石材業界が技術を供与した結果、
国産より安価に墓石を生産できるようになりました。
しかし、近年は中国での人件費の上昇により、
中国で造られる墓石の価格が値上がりしています。
それに加え、インドや東欧など新興国のバイヤーが石材の買い付けを増やした結果、
中国では"石"の争奪戦が起こっているのです。
その内容が2012年3月15日のテレビ東京・大阪の
WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)にて放送されました。
詳しくはコチラまで
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_17296/
~つづく~
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(神戸市石材企業協同組合)
2012年4月16日 17:11
平成24年度/神戸市立「鵯越墓園」「西神墓園」申し込み相談会(参加無料) /神戸新聞に告知掲載
▲神戸新聞・朝刊(2012年4月11日)に告知広告掲載
お墓は自宅から出来るだけ近隣で、
管理面等で安心な墓地に建てたいと、
希望される方が多いことでしょう。
そんな条件を満たし充実した設備と価格的にも
お求めやすい墓地といえば、やはり公営の「神戸市営墓地」です。
神戸市では4月23日から、鵯越墓園、西神墓園の募集を予定しております。
兵庫県知事認可団体の「神戸市石材企業協同組合」では、
組合主催の第38回『お墓なんでも相談会』を
4月21日(土)、22日(日)の2日間開催いたします。
相談会では、神戸市営墓地の申し込み資格や
申請書類整備の予備対策をはじめ、様々な情報を公開いたします。
対応させていただくのは、㈳日本石材産業協会認定の「お墓ディレクター」資格者が、
不備のない正しい書類の作成・整備方法をお教えいたします。
神戸市営墓地は、広さやエリアを指定して申し込みが出来るほか、
区画によっては遺骨が無くても生前申し込みが可能です。
神戸市営墓地も以前と比較すると、
墓地や区画によっては当選しやすくなりましたが、
墓地は場所ごとに日当たりや地盤の固さ、地質、水はけなどが異なり、
一般の方々が墓地を選ぶ際に、そのすべてを見極めるのは難しいでしょう。
相談会では、現地写真と資料をもとに、
募集区画の価格や各墓地ごとの特徴を詳しく解説いたします。
また、お申し込み時には墓園内を熟知したスタッフが
現地を案内の上、さらに詳しくご説明いたします。
現地の案内からお申し込み、当選後の手続きまですべて無料です。
さらに、当選後の墓石購入時のお墓の選びの際に役立つ、
「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」を公開いたします。
相談は、じっくり聞けてプライバシー厳守の個別相談なので安心です。
相談時間のご予約も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。
なお、参加者全員に"お墓づくりに役立つ小冊子"を無料進呈致します。
■主 催:兵庫県知事認可団体「神戸市石材企業協同組合」
■と き:平成24年4月21日(土)・22日(日)の2日間 10:00〜17:00
■ところ:「神戸市石材企業協同組合」 神戸市兵庫区永沢町2-1-19
■定 員:1日・15組(先着順にて個別相談)
※但し、事前予約者優先
【神戸市営墓地の本当に知りたいのはここ!】
①最も当選しやすい方法って本当にあるの?
②遺骨は無いが生前にお墓が欲しい?
③お墓を建てる費用はいくら位かかるの?
④区画ごとの申し込み倍率をリアルタイムに公開!
⑤必要な申請書類の整備方法をアドバイス!
【神戸市営墓地、人気の秘密】
①永代使用料(土地代)、管理費が安く、負担が少ない。
②自治体(神戸市)が管理する安心のシステム。
③宗旨・宗派、国籍等、一切不問です。
④郷里からお墓のお引越し(移転)も可能です。
■ご予約・お問い合わせは『神戸市石材企業協同組合』へ
フリーダイヤル 0120・115588
受付:午前10時〜午後5時30分(土・日・祝も受付中)
※「神戸市石材企業協同組合」は兵庫県知事の認可を受けた事業協同団体です。
失敗しないお墓づくりの相談は『神戸市石材企業協同組合』へ
https://www.sekizaikumiai.com/
(神戸市石材企業協同組合)
2012年4月12日 11:41
神戸市立墓園/2012年「春のお彼岸」墓参のお知らせ
▲神戸市立鵯越墓園から明石海峡大橋を望む
【鵯越墓園】
■鵯越墓園内、墓参循環バスの臨時運行
・平成24年3月17日(土)〜3月21日(水)
・午前8時30分〜午後4時まで運行
※お盆の鵯越墓園内、墓参循環バスの臨時運行予定
・平成24年8月10日(金)〜8月15日(水)の予定
▲神戸市立鵯越墓園全体図(㊟墓参バス時刻表は通常時のものです)
※地図をクリックすると画像が大きくなります。
■春のお彼岸期間中の墓園開園時間
・平成24年3月16日(金)〜3月25日(日)
・午前6時〜午後7時まで
(期間中は南門の他、北門・西門も開放しております)
【追谷墓園】
■春のお彼岸期間中の墓園開園時間
・平成24年3月16日(金)〜3月25日(日)
・午前6時〜午後7時まで
【西神墓園】
■路線バスの臨時運行
・神戸市営地下鉄「西神中央」駅〜西神墓園(有料)
・平成24年3月17日(土)〜3月21日(水)は臨時運行・増発
■春のお彼岸期間中の墓園開園時間
・平成24年3月16日(金)〜3月25日(日)
・午前6時〜午後7時まで
●お車で墓参の方へのお願い
午前10時から午後1時までの間は、かなり混雑と渋滞が予想されます。
早朝もしくは、午後2時以降の墓参をお薦めいたします。
(神戸市石材企業協同組合)
2012年2月28日 13:30
四天王寺の宗派は?
全国にある多くの仏教のお寺は、
天台宗、真言宗、浄土真宗など何らかの宗派に属しています。
では、大阪で有名な「四天王寺」はいったい何宗なのでしょう?
実は、四天王寺は「和宗」という単立宗派の総本山なのです。
単立宗派とは天台宗、真言宗、浄土真宗など、
日本の主な十三の既成の宗派から戦後に独立して
新たな宗派名を名乗り、単立となったものです。
ただし、教理的には独立以前と変わらないところがほとんどのようです。
この四天王寺は推古天皇の元年(593年)に、
聖徳太子によって創建された古刹です。
当初は特に宗派に属することなく、
多くの人々の信仰を受け入れてきましたが、
中世から戦前までは天台宗に属していました。
しかし、終戦後の昭和21年(1946年)に天台宗から独立して
「和宗総本山」を名乗るようになりました。
これは聖徳太子が重んじた"和"の精神に基づくもので、
宗派を超えて万人を受け入れる姿勢を示したのであります。
奈良の「法隆寺」は創建623年の古刹で、興福寺や薬師寺と同じ法相宗でした。
しかし、ここも戦後になって聖徳太子のゆかりの深い寺院ということで、
「聖徳宗」を名乗り、法相宗とは一線を画することとなりました。
また、平安時代のはじめに創建された京都の「清水寺」も、
長らく興福寺の末寺で法相宗に属していました。
しかし、大正3年(1914年)に興福寺住職で
法相宗の管長だった大西良慶師が入寺しました。
当時、衰退していた寺を復興し、昭和40年(1965年)に
法相宗から独立して「北法相宗」と改めました。
その他にも、東京浅草の「浅草寺」も同じく単立宗派の寺院の一つです。
もともとは法相宗の系統であったと思われますが、
平安時代のはじめに慈覚大師円仁が訪れて天台宗に改宗しました。
しかし、浅草寺は「浅草の観音様」の名で親しまれ、
本尊の聖観音は宗派を超えて多くの人々の信仰を集めてきました。
このことから、戦後、「聖観音宗」として天台宗から独立しました。
このように、戦後になって単立宗派の寺院となったところは他にも数多く見られます。
【参考文献】日本石材工業新聞・第1938号
(神戸市石材企業協同組合)
2012年2月11日 11:58
『お墓なんでも相談会』開催!/本当に知りたいお墓のこと!あなたは誰に相談しますか?

▲神戸新聞朝刊(2012年1月19日)「生活みみより情報」に掲載
春のお彼岸も近づいてまいりましたが、
実際に「お墓を建てる」となった場合どうされますか?
石のこと、費用のこと、カタチや工事のことなど判らないことばかり...
でも、どんなものにするかをまだはっきりと決めたわけではない段階で、
石材店に相談してしつこく売り込まれたら嫌だし...。
そんなふうに思っている人も少なくないはず。
実際、いざお墓を建てるとなると、
どこに依頼すればよいのか、悩まれている方も多いとか。
一般的に、お墓を建てるのは一生に一度。
その場しのぎで、とりあえず間に合えばいいというものではありません。
お墓づくりのプロ集団、兵庫県知事認可団体の
「神戸市石材企業協同組合」では『お墓なんでも相談会』を開催いたします。
対象者は、神戸市立鵯越墓園に当選された方や、
これからお墓を購入を考えておられる方々です。
その他、遺骨は無いが神戸市営墓地を希望されている方や、
郷里からのお墓の引越し、今あるお墓のクリーニングやリフォームなど
お墓に関する相談になら何でもご相談ください。
屋内会場の神戸市石材企業協同組合/墓石ショールームには
伝統的な和型墓石から、オリジナルデザイン墓石に至るまで、
数多くの実物墓石が展示され、じかに見て確かめることができます。
ご案内は、㈳日本石材産業協会認定の
「お墓ディレクター」認定者が担当し、
墓石購入時の注意点や、耐震・免震施工、
良くない石材店の見分け方、信頼できる石材店の選び方などを、
公平・中立的な立場で詳しく説明させていただきます。
ご希望の方にはもちろんお見積りも無料でさせていただきます。
組合では押しかけの営業や電話による勧誘は
一切いたしませんので安心してご相談いただけます。
また、中国での墓石製作における"ごまかし"の実態や流通システム、
「国産の石なら本当に安心なのか?」といった疑問にもお答えいたします。
なお、この相談会はじっくり聞けて、
プライバシー厳守の個別相談会となっており、
電話による予約を受付中で希望の日時を指定ができます。
一生に一度あるかないかのお墓づくり。
この機会に経験豊かな神戸市石材企業協同組合に
相談されてみてはいかがでしょう。
なお、期間中のご来場者に、『いいお墓づくり』のための
豊富な資料をもれなく無料進呈いたします。
▲神戸新聞朝刊(2012年1月15・18・20日)案内広告掲載
■主 催:お墓づくりのプロ集団「神戸市石材企業協同組合」
■と き:平成24年1月21日(土)・22日(日)午前10時〜午後5時
■ところ:神戸市兵庫区永沢町2-1-19
神戸市石材企業協同組合/墓石ショールーム
【お墓のこと、本当に知りたいのはここ!】
1.お墓を建てる費用は実際はいくら位かかるの?
2.遺骨なしで生前に神戸市営墓地の購入は可能?
3.郷里からのお墓の引越しはどうすればいいの?
4.お墓のクリーニングや雑草が生えないようにできるの?
5.後継ぎが無く将来は永代供養をしたい場合は?
■ご予約・お問い合わせ:神戸市石材企業協同組合
フリーダイヤル 0120・115588
受付:午前10時〜午後5時30分(土・日・祝も受付中)
"いいお墓づくり"の相談は「神戸市石材企業協同組合」へ
https://www.sekizaikumiai.com/
(神戸市石材企業協同組合)
2012年1月20日 10:26
小正月とは?
今日、1月15日は「小正月(こしょうがつ)」です。
「月」を暦の基準にした太陰暦を用いていた大昔の日本では、
満月から次の満月までが一ヶ月でした。
昔の人は満月をめでたいものの象徴としていたようで、
一年で最初の満月の日にあたる15日を「正月」にしていました。
しかし、太陽暦が用いられるようになり、
1月1日の元日を中心とする行事を「大正月(おおしょうがつ)」、
15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれるようになりました。
現在の元日が正月として定着すると、小正月は豊作祈願をしたり、
邪気払いをしたりと、大正月とは違う特殊な行事が中心になりました。
小正月は「女正月」とも言われ、地方によっては女性の骨休みの日とされています。
暮れから正月にかけて忙しく働いた主婦をせめて1日でも
家事から解放して里帰りをさせてあげたり、
一休みさせてあげようとねぎらう意味から「女正月」という言い伝えもあるようです。
小正月に行なわれる主な行事としては、
もちをまゆの形に作った「まゆ玉」を神棚にお供えしたり、
竹柳の枝先を稲の穂たれにたとえて門前や家の中に吊るす、
というように農作物の豊作祈願の意味を込めた行事が多いのが小正月の特徴です。
また、中国では古来より小豆粥を炊いて家族の健康を祈る慣わしがありました。
日本でも小豆粥を食べることで1年間の邪気を祓い無病息災にて過ごせるとしています。
小正月には正月飾りや古いお札(ふだ)などを燃やす
「とんど焼き・左義長(さぎちょう)」の風習が各地に残っています。
元々は悪霊払いだった「どんと焼き」が、
やがて正月にやって来た年神さまを天に送り返す送り火とするようになり、
これをもって正月(大正月・小正月)の終わりと位置づける見方も生まれてきました。
地域にとって様々な行事が行われている「小正月」。
年々この風景も変わりつつありますが、
昔ながらの日本の良き伝統行事。
いつまでも残していきたいものです。
(神戸市石材企業協同組合)
2012年1月15日 16:33
お正月料理「おせち」の由来⑤最終話
~前のブログからのつづきです~
【錦玉子】
黄色と白は金銀を表わし、財宝や富の象徴とされました。
黄身と白身の二色のいろどりが美しい錦玉子は、
その二色が金と銀に例えられ、お正月料理として喜ばれます。
二色をおめでたく豪華な「錦」と語呂合わせしているとも言われています。
【紅白かまぼこ】
かまぼこは、はじめは竹輪のような形をしていました。
やがて江戸時代に入ると様々な細工かまぼこが作られるようになると、
祝儀用としてかかせないものになっていきました。
蒲鉾は「日の出」を象徴するものとして元旦にはなくてはならない料理。
紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表します。
紅白のおめでたい彩りから、おせちの定番になったのでしょうね。
【金平ごぼう】
江戸初期に誕生したごぼう料理ですが、
当時は坂田金平武勇伝が浄瑠璃で大ヒットしていました。
豪傑金平にちなんで、この滋養たっぷりのごぼう料理を
「金平ごぼう」と呼ぶようになり、強さと丈夫さを願ったようです。
~おわり~
参考資料:L・i・f・a・n 24号(株式会社 日本ネットワークサービス発行)の
掲載内容を一部引用させていただきました。
(神戸市石材企業協同組合)
2012年1月 5日 15:12
お正月料理「おせち」の由来④
~前のブログからのつづきです~
【伊達巻(だてまき)】
卵を使った料理は子孫繁栄の象徴とされています。
また、「伊達」とは華やかさ、派手さを形容します。
華やかでしゃれた卵焼き料理ということで、
お正月のお口取り"ハレの料理"として用いられました。
語呂合わせや子孫繁栄の祈りというより
色や形からおせち料理に登場するようになったようです。
また、巻物に似ているので文化発展を願う縁起物という説もあります。
【鯛(たい)】
「めでたい」に通じる語呂合わせ。
江戸時代にはじまった七福神信仰とも結びつき、
鯛はおめでたい魚の代表としてあまりにも有名です。
特に関西では「にらみ鯛」といって三が日の間は箸をつけずに、
にらむだけの御頭つきの鯛の塩焼きが重箱に詰めて供されます。
【橙(だいだい)】
「代々」に通じる語呂合わせで、
家が代々栄え子孫が繁栄するようにとの意味を込め、お正月の鏡餅にも飾られます。
橙の実は赤みを帯びて完熟しても落ちずに、次の年には新しい実が生まれ、
復旧再生を繰り返して代々実ることから長寿と親子代々のめでたいものとされています。
~つづく~
参考資料:L・i・f・a・n 24号(株式会社 日本ネットワークサービス発行)の
掲載内容を一部引用させていただきました。
(神戸市石材企業協同組合)
2012年1月 5日 09:33
お正月料理「おせち」の由来③
~前のコラムからのつづきです~
【お煮しめ】
大切りにした野菜などを鍋に入れていっしょに煮しめていく「お煮しめ」は、
家族が仲良くいっしょに結ばれるという意味があります。
・牛蒡(ごぼう)...(根野菜なので)一家の土台がしっかりするように。
・蓮根(れんこん)...「蓮(はす)」は仏教の仏様のいる極楽の池にあるといわれ、
けがれのない植物とされています。
また根に穴があるので、見通しがよいという意味もあります。
・里芋(さといも)...親いもになると根元に小いもがたくさんできることから、
子だくさんを願うお祝い事に使われます。
......等々のいわれがあります。
【エビ】
ゆでたり焼いたりすると、エビの背中が丸くなることから、
腰が曲がるまで長生きできるようにという願いが込められています。
【紅白なます】
紅白はおめでたさの象徴としてお祝い事全般 に使われます。
色の白い大根は清らかな生活を願っていただきます。
また、大地に根をはるので、家の土台がしっかりして栄えるとも言われています。
ニンジンを合わせ紅白にすることで、
お祝いの熨斗などに使われる紅白の水引きを表わしています。
~つづく~
参考資料:L・i・f・a・n 24号(株式会社 日本ネットワークサービス発行)の
掲載内容を一部引用させていただきました。
(神戸市石材企業協同組合)
2012年1月 4日 09:52
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