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理事長ブログ 2011年9月

安定した品質「アーバングレー」(インド産)

アーバングレー.JPGのサムネール画像 

中国に次ぐ天然石の宝庫であるインドで採石される御影石です。

カルナタカ州ムドゥカル地方で採石されるため、
別名「ムドゥカルグレー」、石材業界では「MD-5」とも呼ばれています。

少し緑がかったグレーの色調と、
ガラスのような透明感のある鮮やかな中目が特徴です。

アーバングレーには、7ヵ所の採石丁場があり、
採石される丁場により、若干色目が異なります。

インド産石材の中では価格もお手頃で、
和型墓石、洋型墓石のどちらにもマッチするのでたいへん人気があります。

硬度も高く、吸水率も低く耐久性に優れていて、
品質と価格が見合った石種といえるでしょう。

インド産御影石は全般に硬質で堅牢性に優れることから、墓石材としてはおすすめです。

【石材物性データ】
・見掛け比重  2.632t/㎥
・吸 水 率   0.056% 
・圧縮強度   118.58N/m㎡ 
・岩石分類    花崗岩

 

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中国産青御影石の最高峰「黒龍石」(中国・黒龍江省産)

黒龍石.JPGのサムネール画像 

中国の北部、黒龍江省から採掘される石を称して「黒龍石」と呼びます。
これらは全般に硬質で艶のりが良く、吸水性も低く、
高級感のある濃い青色が特徴です。

また、経年変化もきわめて少なく、
中国屈指の銘石として現在高い人気を得ております。

この「黒龍石」と呼ばれている黒龍江省の石は、
多くの種類があり、採石丁場ごとに、
品番G1716系、G1704系、GL系、G1790系等があります。

その中でも墓石材として、広く使われているのが、G1716系、G1704系です。

しかし、このG1716系、G1704系だけでも、
その採石丁場の数は100ヵ所以上あり、
採石する丁場と色調や石目から
"K-1" "K-7" "K-12" "K-16"等と細分化され流通いたします。

これらの中で、現在最も人気の高い石種が
"G1704・K-12"ですが、同じ"G1704・K-12"でも、
採石時期、採石場所、取り口により石目、色目が異なり、
それらは4,500番台、21,000番台、40,000番台、
50,000番台、54,000番台、60,000番台、80,000番台等、
採石丁場によって、さらに細かく分類されています。

最も状態の良いものは、青みが強く、
すっきりとした上品な石目が特徴です。
石質は硬く、吸水率も低い高品質で、
磨きあげた際の艶のりは抜群で優れた耐久性を誇ります。

ただ石目、色目を合わせるのが難しく、
採石される時期により黒玉が出たり色調も変化するので、
製作する段階でよく確認する必要があります。
西日本を中心にたいへん人気があり高い評価を得ています。

神戸市石材企業協同組合では頻繁に中国に出向き、
慎重に原石をチェックし、最も状態の良い原石を選び、
お客様に提供させていただいております。

【石材物性データ】
・見掛け比重  2.681t/㎥
・吸 水 率   0.073% 
・圧縮強度   118.46N/m㎡ 
・岩石分類    花崗岩

 
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日本を代表する白みかげ石「北木石」 (岡山県産)

墓相式・吉相五輪塔1.jpgのサムネール画像 

瀬戸内海に位置する岡山県、笠岡諸島最大の島、
北木島は島全体が花崗岩で形成されています。

まさに「石の島」から採掘される「北木石」は、
古くから銘石として名高く、大阪城の石垣、
靖国神社の大鳥居、日本銀行本店、三越デパート本店など、
歴史に名を残すそうそうたる建築物に使用されており、
特に明治から大正時代に建立されたものに多く使用されています。

これら名だたる建築物に使用された背景には、
北木石そのものの良質な材質にあります。

先ず、長年に及ぶ風雨にも耐え得る
高い硬度と、極めて低い吸水率であること。

それに加え、冷厳とも言える微妙な艶と光具合を持つ材質が、
西洋文化を取り入れつつあった時代背景と見事にマッチしたことが挙げられます。

北木石のその良好な石質は、建築資材のみにとどまらず、
墓石としても古くから愛用されております。

また、吉相墓の条件である、汚れがなく、
物事を映し出すのに最適な無垢の代表色である「白みかげ石」というところから、
墓相学者の多くが、吉相墓に最も適した石として推奨されています。

【石材物性データ】
・見掛け比重   2.63t/㎥
・吸 水 率    0.17% 
・圧縮強度    158.73N/c㎡ 
・岩石分類     花崗岩
 

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理想の墓石材「天山石」 (佐賀県産)

天山石.JPGのサムネール画像 

佐賀県松浦郡七山村、唐津湾の眼前に広がる日本三大松原のひとつ、
虹の松原を望む、どこか懐かしさを感じる閑静な山里で天山石は生まれました。

その歴史は古く、唐津城の石垣にも使用されているほどです。

しかし、本格的に採掘が始まったのは、昭和40年代からで、
地元以外で、その存在はほとんど知られていませんでした。

青深く透明度の高い石目が特徴の天山石は、
国産石材の中でも極めて硬く、吸水率は国産石材でも1、2を争う低さのため、
降雨後の変化もほとんど見られないなど、墓石には大変適した石材で、
日本屈指の銘石として近年人気が高まっています。

元来は、本家採掘元である天山石材(田中正男社長)で
採石されるものだけを「天山石」と呼んでいましたが、
最近ではよく似た目合いで、同じ天山山系から採石される
椿石、富士みかげ、七山みかげなどが「天山石」と称して販売されています。

※大半が中国で加工・製造されたものです。

しかし、厳密にいえば、本来はは全く異なる石種です。
きのこに例えるならば、天然のホンシメジと、
一般に店頭で「シメジ」として並んでいるヒラタケのようなものです。

神戸市石材企業協同組合では、本家採掘元・天山石材にて、
石職人立会いの上、原石を厳選して仕入れることで、
天山石の中でも、最も上質な原石による製品加工を可能にしています。

※田中直美石材産の「天山石」も正真正銘の天山石です。

【石材物性データ】
・見掛け比重   2.69t/㎥
・吸 水 率    0.09% 
・圧縮強度    1,981kg/c㎡ 
・岩石分類     花崗岩
 

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石の貴婦人と称される高級墓石材「大島石」(愛媛県産)

大島石墓石.JPGのサムネール画像

伊予の銘石「大島石」は、
瀬戸内海の「しまなみ海道」が通る
愛媛県の周囲約50㎞の島、大島で採石されています。

江戸時代から美しく堅牢な石として知られていましたが、
ごく一部の人のみが知る隠れた銘石でした。

しかし、明治から大正、昭和にかけて、
採石技術の進歩・機械化などで、採石量が増えるにつれ、
「大島石」は一躍脚光を浴びるようになりました。

特に産地に近い関西・中国地方では
香川県の「庵治石」と並んで
「お墓といえば大島石」といわれるほどの
信頼と支持を得るとともに、
今日では全国的に知られる高級墓石材となっております。

「大島石」は花崗岩の一種ですが、
その主な成分である石英、長石、雲母が、
それぞれ微細で均質に含まれています。
自然が創るこの偶然性が、
美しい青みを含んだ硬くキメ細かな石肌と、風化に強いという
高級墓石材としての要件を満たしているのです。

建立後の墓石を見ると、
なんとも言えない青みをその石肌に漂わせます。
青磁の肌を感じさせる気品は、
まさに"石の貴婦人"の名にふさわしいものがあります。
また、他を圧倒する気品、風格は
「大島石」ならではのものです。

細やかな石目で、独特の青みを含んだ石肌を持ち、
国産の花崗岩の中でも、
有数の硬さと低い吸水性を誇る「大島石」は、
何年経ってもその風合いの変化が少ないという石質のため、
墓石以外にも多くの歴史的建造物に使用されてきました。

主なところでは、国会議事堂、赤坂離宮、大阪戎橋、愛媛県庁舎などがあります。

■「大島石」の種類と特徴

「大島石」の種類は大きく分けると
次の5つの等級に分かれますが、
「大島石」の丁場(採石場)は40ヶ所以上あり、
採石される丁場によって、同じ特級、一級でも石目・品質等は様々です。
また、採石される年によっても、石質は変わります。

1. 大島特級 
「大島石」の最高峰です。
石目が細かく深みのある濃い青みを含んだ気品ある石です。
しかし、最近では採石できる丁場も少なく希少価値の高い石です。

2. 大島一級
「大島石」の中で墓石材として最も多く使用される石です。
黒玉や白玉、色ムラなども少なく安心して使用できます。

3. 大島二割
大島一級の丁場で採石される石です。
少し目が粗かったり、色ムラなどがあります。

4. 大島カレイ
大島の「カレイ山」という山で採石される石です。
大島特級、一級、二割と比べると石目は少し粗くなりますが、
黒玉や白玉も少なく、上品な淡い色目が特徴です。

5. 大島二等
石目が粗く、黒玉、白玉が目立ちます。
関西地方では、墓石材としては、あまり使用されていません。
長い材料が採石されるので、巻石などに使われます。

★注意★

伊予の銘石「大島石」も
多くが中国に送られ製品化されています。
問題なのは、本来ならば使えないような原石でも、
薬品処理などの"ごまかし"を経て墓石となり、
お客様の元へ提供されていることです。
そのため特に安価な「大島石」墓石には注意が必要です。

......残念ながら製作・販売そのものが
倫理観に欠けるものであっても、
現状では規定法律が無いため、取り締まりの対象になりません。

【石材物性データ】(大島特級)
・見掛け比重   2.649t/㎥
・吸 水 率    0.111% 
・圧縮強度    117.99N/m㎡ 
・岩石分類     花崗岩
 

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戒名と修行との関係

お彼岸の意味3.jpg  

~前のコラムからの続きです~

戒名は法名(浄土真宗)、法号(日蓮宗)ともいわれ、
宗派によって呼び方が異なります。

戒名の"戒"とは、戒律のことを表し、
仏教の中で悟りを得るための修行としての実践徳目
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の1つである
「持戒(じかい)」のことで、戒律を守り反省することです。

では具体的に戒律を守るとは、
どういうことかといいますと、一般の男女の場合、

1. 殺生をしないこと
2. 他人のものを盗まないこと
3. 自分の妻または、夫以外の者と淫らな行為をしてはならない
4. ウソをついてはいけない
5. 酒を飲んではならない

という五戒があります。
これが修行が高まるにつれて、
十戒になり二百五十戒になり五百戒となっていきます。

こういう厳しい修行ののちに成道して
授けられる名を戒名といいます。

これが本来の戒名ですが、しだいに変わってきて、
その人の信仰の深さ、菩提寺への尽力の度合、
社会への貢献度などによって授けられるようになってきます。

したがって戒名は修行を積んで
生前に授けられるのが本来の姿ですが、
現在では一般的に死後に授かるようになっています。

つまり、死ぬことで煩悩が絶たれ、
たくさんの戒律を受けて成就したと見なされるからでしょう。


※参考文献:「わかりやすいお墓と仏事」
(五来 重著・株式会社 石文社発行)


 

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極楽浄土のである彼岸に渡るための修行

お彼岸の意味2.jpg 

~前のコラムからの続きです~

お彼岸とは「到被岸(とうひがん)」の略したもので、
文字通り彼岸へ到達するという意味です。

彼岸とは悟りの世界を意味し、
迷いや苦悩に満ちた
こちら側の岸(此の岸)に対して、
あちら側の岸(彼の岸)、
つまり極楽浄土のことを指しているのです。

これを、古代インドのサンスクリット語では
「パーラミータ」といい、漢字では「波羅密多」と書き、
仏教では修行を意味します。

では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか?

仏教には「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の教えという、
菩薩が修行をする六つの大切な実践徳目があります。

1.布施(ふせ) 財物・おしえ・安心など、他人に施しをすること
2.持戒(じかい) 戒律を守り反省すること
3.忍辱(にんにく) 不平不満を言わず、苦難を耐え忍ぶこと
4.精進(しょうじん) 仏道を実践し、精進努力をすること
5.禅定(ぜんじょう) 精神を統一し、心を安定させること
6.智慧(ちえ) 真実を見きわめる知恵を働かせること

この中で最も重要なのが「智慧」です。
お経の中でも出てくる「般若(はんにゃ)」とは、
この「智慧」のことなのです。

こうした徳目は本来ならば、
毎日心がけるべきなのでしょうが、
日頃は忙しさにかまけて
なかなか実行できないというのが実状です。

そこで、せめて春と秋の
年に2回くらいは実践しようというのが、
お彼岸法要の意味です。

お彼岸にはご先祖様のお墓にお参りし、
日々の感謝の気持ちを伝えると共に、
「六波羅蜜」の教えを実行したいものです。


※参考文献:「わかりやすいお墓と仏事」
(五来 重著・株式会社 石文社発行)



         ~つづく~


 

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「お彼岸」とその意味?

お彼岸の意味1.jpg 

お彼岸の時期がやってまいりました。

「春分の日」と「秋分の日」を中心に、
前後3日間を加えた計一週間がお彼岸で、
「入り」「中日」「明け」の三つに分かれます。

「中日(ちゅうにち)」には太陽が真東からでて真西に沈みます。

そのことから、この日に夕陽を拝むということは、
西方にある極楽浄土に向かって
拝むことになると言われており、
「中日」に夕陽を拝むと
特に功徳があると考えられているのです。

「彼岸」とは、"彼方(かなた)にある岸"
のことで、すなわち向こう岸です。

大きな海や川をはさんだその反対の
こちら側を「此岸(しがん)」といいます。

仏教では、2つの岸を、「悟り」と「迷い」の世界、
あるいは「極楽浄土」と「娑婆(しゃば)」に例えます。

わたしたちには、「あの世」と「この世」
という表現の方がよく分かります。

彼岸とは「到被岸(とうひがん)」の略したもので、
文字通り彼岸へ到達するという意味です。

彼岸とは悟りの世界を意味し、
迷いや苦悩に満ちた
こちら側の岸(此の岸)に対して、
あちら側の岸(彼の岸)、
つまり極楽浄土のことを指しているのです。

これを、古代インドのサンスクリット語では
「パーラミータ」といい、漢字では「波羅密多」と書き、
仏教では修行を意味します。

では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか?


※参考文献:「わかりやすいお墓と仏事」
(五来 重著・株式会社 石文社発行)


     
        ~つづく~


 

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お彼岸とそのルーツ?

お彼岸のルーツ.jpg

日本のほとんどの家では、故人の冥福を祈り、
ご先祖様に感謝の報告をするために、
お彼岸には「お墓参り」をする習慣があります。

「春分の日」と「秋分の日」を中心に、
前後3日間を加えた計一週間がお彼岸で、
仏教行事としては「彼岸会(ひがんえ)」ともいわれます。

「お彼岸」のルーツは平安時代にまでさかのぼります。

聖徳太子建立の大阪・四天王寺では、
お彼岸の中日に、真西に夕日が西門の石の鳥居の中に沈みます。

この鳥居が「極楽の東門」で、ここに入る夕日を拝み、
阿弥陀様の西方浄土へ極楽往生を願うという信仰が生まれ、
お彼岸は、「亡き人を弔い、極楽浄土を願う日」として、
様々な階層にまで広まりました。

四天王寺付近には今もその名残として
「夕陽丘(ゆうひがおか)」という地名が残っています。

「彼岸」とは、"彼方(かなた)にある岸"
のことで、すなわち向こう岸です。

大きな海や川をはさんだその反対の
こちら側を「此岸(しがん)」といいます。

仏教では、二つの岸を、「悟り」と「迷い」の世界、
あるいは「極楽浄土」と「娑婆(しゃば)」に例えます。

わたしたちには、「あの世」と「この世」
という表現の方がよく分かります。

しかし、大乗仏教では、苦しみや迷いの世界の此岸から、
迷いのない悟りの彼岸へ到達することを
「到被岸(とうひがん)」といって、修行を意味します。

これを、古代インドのサンスクリット語では
「パーラミータ」といい、漢字では「波羅密多」と書きます。

よく知られているお経、『般若心経』は
「摩訶般若波羅密多心経」の略です。

古代日本に中国から伝わった暦は
月の動きを基に作られた太陰暦でしたが、
農業国の日本では、太陽の動きで太陰暦を修正し、
一年の各月を正節と中気に分けた、
やはり中国の「二十四節気」がとても重宝でした。

冬至・夏至・春分・秋分・立春・立夏・
立秋・立冬・大寒などが二十四節気ですが、
この中に「彼岸」は含まれていません。

彼岸は「雑節」といい、二十四節気を補うために、
日本でもうけられた暦日の一つで、
土用・節分・お盆・節句・七夕なども雑節です。

よく「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、
春分・秋分の日はちょうど季節の変わり目にあたり、
農業では欠かせない大切な目安となる日です。

そんな大切な時だからこそ日本人は、
昔からご先祖様や、亡き人のお墓参りをしてきたのです。

自然や季節感を忘れがちな現代の人たちにとって、
「お彼岸」は、太陽(お天道さま)や
ご先祖様を思い起こすのに良い機会かもしれません。

家族そろってお墓参りをしながら、
自然の恵みとご先祖様のおかげで
今現在の自分と家族があることを、
心から感謝する日が、日本のお彼岸ではないでしょうか。


※参考文献:日本人とお墓シリーズ「お彼岸ってな〜に」
       (小畠宏允著・石文化研究所発行)

 

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墓地の種類について④民営墓地/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい

セミナーおさらい4.jpgのサムネール画像

~前のコラムからの続きです~

4.民営墓地

民営霊園とは営利を目的としない公益法人(財団法人や宗教法人など)が
許可を受け管理・運営している墓地です。

宗教法人が管理・運営していても○○霊園として
宗旨宗派を問わずに販売しているものを一般に民営霊園と呼んでいます。

公営墓地と比べると永代使用料や管理費などは多少割高(例外もあります)ですが、
購入の際の資格制限(住所地や遺骨の有無など)がなく、
宗旨・宗派についても問わない所がほとんどです。

また抽選もなく、比較的自由に区画面積、墓石デザインを選ぶことができ、
管理棟や駐車場などの施設も充実しています。

宗教不問、壇家にならなくてよい、抽選をせず、
好きな区画がすぐに買える、と良いことずくめの気がします。

しかし、仏教系の宗教法人が経営している場合が多いため、
事前に、本当に「宗教不問」かを確認することが大切です。

実際には「それ以前の宗旨・宗派不問」という意味合いであり、
墓地購入後はその霊園の宗教法人の寺院僧侶にしか
納骨法要等を頼めないというケースもあります。

まずは、墓地の使用規定をきちんと確認しなくてはいけません。
自分の宗教、宗派の僧侶の同行供養を許可してもらえるかは、
墓地を購入する前に必ず聞いておくべきです。

キリスト教徒とわかっていて売ってくれたはずなのに、
祭祀をキリスト教式ではしてくれるな等の、
トラブルが起きている例もあるようです。

墓石の購入や工事については霊園が定めた指定石材店に
依頼(指定石材店制度)することになっている場合がほとんどです。

今回のセミナーのテーマの一つでもあります
"知らない人が損をする「指定石材店制度」という仕組み"
にからんでくるのは、前述の寺院墓地やみなし墓地でもなく、
この民営霊園におけるケースが大半です。

では、次回(少し先になるかも)より、
この「指定石材店制度」なるものについて、
さらに詳しくお話をすることにいたします。



神戸市営墓地のことなら神戸市石材企業協同組合まで
フリーダイヤル ☎0120・115588
神戸市立鵯越墓園再貸付墓地の募集区画の詳細はこちらまで
https://www.sekizaikumiai.com/boshu/hiyodorigoe/

 


           
           ~つづく~

 

 
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