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理事長ブログ 2010年12月
幻の銘石・京都「白川石」
▲「白川石」の採石丁場跡地
先日の読売新聞に、燈籠などに使用される京都の幻の銘石、
「白川石」のことが書かれていましたので原文のまま紹介したいと思います。
/////////////読売新聞・2010年12月27日(月)【編集手帳】//////////////
比叡山の南麓から、送り火で知られる大文字山にかけて、良質な石が分布している。
切り出されて二条城の石垣や桂離宮の造営などに使われた。
京都の石材の一つ、「白川石」である。
宇治平等院の庭の灯籠の材料になった「太閤石」や「宇治石」なども京都を代表している。
これらの石は千年以上にわたり、灯籠や茶道の水鉢などに加工され、
独特の風味の京石工芸品として受け継がれた。
▲「白川石」の原石
国は約30年前に「伝統的工芸品」に指定し、振興策を支援してきたが、
白川石や宇治石はもう採石されなくなり、在庫も乏しくなっている。
このままでは、職人たちが京都の石で守ってきた伝統のピンチである。
そこで新たに瀬戸内海の「小豆島石」や、
神奈川県の真鶴半島一帯で採れる「小松石」を使用することにした。
小豆島石は豊臣秀吉が大阪城を築城した時に使われ、
小松石が関東の石材として有名になったのは、江戸幕府が開かれたころという。
京石工芸品の持ち味を変えずに、新たな石材で技法を継承する新時代の到来だろう。
約400年後に自分たちの眼力が生きたと、秀吉と家康が胸を張っているかもしれない。
※読売新聞/2010年12月27日(金)【編集手帳】より引用
新しいものばかりがもてはやされる昨今において、
古き良き伝統を次の時代に伝えていくことも重要ではないでしょうか。
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2010年12月28日 14:15
お墓に使われる石「花崗岩(かこうがん)」
▲お墓によく使われる世界各国の石種(クリックすると大きな画像でご覧いただけます)
大地の自然が気の遠くなる歳月をかけて創り上げた石。
その石にもそれぞれ個性があります。
硬い石、柔らかい石、耐久性に優れた石、そうでない石など、
石だから硬くて壊れないという考えをくつがえしてしまうほど、一つ一つ異なっています。
その中で墓石の材料として使用されているのは
主に「花崗岩」、「斑レイ岩」、「安山岩」などがあります。。
これらは墓石の専門家たちが、
この石ならばお墓に適していると確信した石材で、
お墓を石で建てるようになった、いにしえの頃から
現在に至るまでの経験や研究などの成果ともいえるでしょう。
そうして選ばれた石が採掘、加工されて墓石となるのです。
その中から今日は「花崗岩」について説明いたします。
花崗岩は、地下数㎞ほどの場所で
マグマがゆっくりと冷えてできた石で、「深成岩」の一つに属します。
色は、白いものた青いものが多くありますが、赤や茶色のものもあり、
含まれている鉱物の組み合わせや、量によって様々に変化します。
墓石に使用される石材を「御影石」と呼びますが、その多くが花崗岩です。
元々は、神戸市の御影という地域が産地として有名だったために、
そこで採れた花崗岩だけを「御影石」と呼んでいましたが、
今では花崗岩の代名詞として、一般的に用いられるようになりました。
また、「○○御影」という風に産地名をつけてよぶ場合もあります。
香川県で採石される「庵治石」や、愛媛県の「大島石」も花崗岩です。
花崗岩が墓石の材料として多く用いられているのは、
磨くと光沢が出てとても美しくなるのと、水や酸性雨などに強く、
墓石にとって重要な長期的な素材維持が可能だからです。
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2010年12月25日 13:56
お墓の上座・下座?
▲五輪塔に祀られたご先祖様に見守られるように建つ地蔵尊
人が座る席に上座・下座があるように、
お墓にも上座・下座があります。
お墓の上座は向って右側が上座となります。
一つの墓地に複数のお墓を建てる場合、
ご先祖のお墓が右側、新しく建てるお墓が左側となります。
水子地蔵尊を建てる場合は、
お墓が上座で、水子地蔵尊は下座になります。
また、霊標等に刻む亡き仏様のお戒名なども、
亡くなった順番ではなく、
祖父→祖母→父→母と、同じく向って右側から彫刻していきます。
仮に、祖父より祖母が先に亡くなった場合は、
祖父の彫刻スペースを空けて祖母の名前を、
祖父、祖母より父が先に亡くなった場合は、
祖父、祖母の二人分の彫刻スペースを空けて
父の名前を彫刻することになります。
つまり、「生まれるのも順番、亡くなるのも順番」ということで、
親より子供が先に亡くなることが最も不幸なことです。
墓石の一部に彫刻する建立者名も同様で、
親と子の名前を刻む場合は、親が上座、
兄弟の場合は、兄が上座、
そして、女性の方には反対意見もあるかと思いますが(笑)、
夫婦の場合は、夫が上座となります。
「目上の人を立てる」という、
少なくなりつつある日本の良き文化。
大切にしたいものです。
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2010年12月12日 15:57
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