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理事長ブログ 2010年9月

お墓も健康診断を!

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 特殊クリーニングで美しくよみがえった墓石

お墓は長い年月の風雨等によって、
傷みや水アカが生じます。

人の身体や住まいと同じく、
大切なご先祖様がねむるお墓も
健康診断をされていますでしょうか?

接合部分の目地の外れや、雑草でお悩みのお墓、
水アカで汚れた墓石も、特殊クリーニングと、
はげ落ちた文字のペイント入れなおしで、見ちがえる美しさになります。

さらに、「震度7」の倒壊試験をクリアした最新の免震施工も、
今建っている墓石に加工を加えることなく簡単に施工が可能です。

美しくなったお墓に、天国のご先祖様もきっと喜んでくださるでしょう。
 

 


墓石のエフロ(白華現象)

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▲ エフロ(白華現象)が発生した墓石の外柵

エフロレッセンスは通常、「エフロ」や「白華」などとよばれ、
墓石の美観を時には著しく醜くする、
セメント・モルタルから発生する灰汁(アク)のようなものです。

石材は一見、ち密な物質に見えますが、
実際には複雑なパズルのように構成されており、
それらの間にはわずかな隙間(細孔)が生じています。

この隙間に石灰分などの不純物が水に溶けて入り込み、
これが水分の蒸発の後に石材中に残ってしまい、
白い粉状となって墓石の表面に浮き出てきたものがエフロレッセンスです。

セメント・モルタルを使用すれば、
その発生は必然的に避けられなくなります。

本来、石とセメント・モルタルは相性が合わないので、
使用はお勧めできません。しかし価格が安く、施工も手軽なため、
多くの場面で用いられているのが現状です。

耐震に対しての意識不足、
施工コスト削減によるモルタルでの施工や安価なシーリング剤での施工は、
全国的にもまだ多く見受けられます。
モルタル施工、シーリング剤による施工では、
内部のモルタルから染み出したエフロ(白華現象)や
シーリング剤による汚染が散見されることがあります。

せっかくの新しいお墓もエフロ(白華現象)や
シーリング剤による汚染があっては台無しになってしまいます。

お墓の引渡しが終わったときからが、
施主様との本当のお付き合いの始まりであると言われています。
いかに顧客満足度を上げるかという点からも、
メジ施工については考えなければいけないのではないでしょうか? 

またシーリング剤によっては接着力に欠け、
耐震効果はほとんど期待できないものもありますのでご注意下さい。
 


神戸でお墓を建てる場合、費用はいくらかかるの?

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  神戸市営墓地/3㎡墓地仕様墓石

お墓にかかる費用は大きく分けると、
永代使用料(土地代)、墓石費用、管理費に分けられます。

■永代使用料

お墓を建てる時に「墓地を買う」とよく言いますが、
正確には「使用する権利を買う」ことになり、
土地を所有する権利を買うわけではありません。

従って、転売や賃貸はできません。

一般的に墓地代と呼ばれるものは、
「永代使用料」のことであり、墓地を永代にわたって
使用する権利を取得するための費用です。

墓地には、公営墓地、民営墓地、寺院墓地などがあり、
申込み資格、墓地使用規程、永代使用料、建墓の条件などが
それぞれの墓地によって異なります。

永代使用料が最も安いのは一般的には公営墓地です。
ちなみに、神戸市営墓地の永代使用料は1㎡あたり24万円~25万円で、
最もポピュラーな3㎡(間口:1.5m×2.0m)墓所では72万円となります。

■墓石費用

墓石にかかる費用としては、墓石本体、外柵、付属品、
そして工事費の4つが必要となります。

墓石の値段は、石の種類とボリューム(使用量)で決まり、
数十万円から1,000万円以上といわれますが、
値段が高い墓石が必ずしも品質が良いとは言い切れません。
しかし、安すぎる墓石にあまり良いものはないでしょう。

神戸市営墓地3㎡墓所の場合を例に挙げますと、
60万円位から500万円位までと価格にはかなりの幅がありますが、
150万円前後の墓石をお選びになる方が多いようです。

■管理費

管理費とは、墓地内の施設の維持・管理(参道整備、植栽管理、トイレ・水道設備など)
などに要する費用で一般的には毎年、支払うものです。

神戸市営墓地では1㎡あたり年間1,300円です。
民営墓地、寺院墓地については、
それぞれの墓地により異なりますが、
神戸市営墓地に比べると多少高額の場合が多いようです。
  
お墓は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
気に入らなかったから買い替えるという訳にはいきません。
ただ単に「安いから」、あるいは「この程度でいいか」と安易に妥協せず、
後悔しないお墓選びをしていただきたいと思います。
 


墓石の劣化と「吸水率」との関係

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▲ 水のしみこんだ跡が残った墓石

 墓石は通常屋外に建立され
風雨にさらされる環境にあります。
それゆえに、石材が水を吸収する割合(「吸水率」)が
墓石の耐久性に大きく関係してきます。
もともと、石は水を吸収する性質を持っています。
地下水を汲み上げる際に、岩盤を地下深くまで
ボーリングを行うときれいな水が湧き出るといわれますが、
何層にも重なった岩盤がろ過機能を果たし、
気の遠くなるような年月を経て、
地上で降った雨水や雪解け水が
きれいな地下水となって生まれ変わります。

墓石に使用される御影石(花崗岩)も例外ではなく、
採掘されるまでは水を吸収し
自然のサイクルに沿ってその役割を果たして来ました。

墓石に生まれ変わってからもその性質は続きます。
御影石の内部は、様々な鉱物が
複雑なパズルのように構成されており、
それらの間にはわずかな隙間(細孔)が生じています。
この細孔率によって「吸水率」に違いが出ますが、
この隙間に水が浸透し、劣化の原因になります。

「吸水率」は百分率(%)で表され、
低いものでは0.1以下、高いものでは0,4以上と
石材により様々ですが、「吸水率」が低い石ほど
耐久性に優れているといえるでしょう。

水分が及ぼす影響としては、
しみ込んだ水分の凍結により、
繰り返し表面の組織が壊されることによる
「ひび割れ」や「変色」、「光沢の低下」などがあります。

日本は一年を通じて寒暖の差が大きく、
夏場は雨が多く、湿度も非常に高くなります。
墓石には硬度が高くて吸水性の低い日本の気候風土、
またお墓を建てる地域に適した石を
お選びいただくことをお勧めいたします。


お墓の"ごまかし"が行われる背景

大地の自然から採掘される石には、
キズ、色むら、斑点などがあり、
すべてが均一ではありません。
実際に墓石として使用できるのは
全体の半分から8割程度です。
世界一の銘石と称される、
香川県産の「庵治石」に至っては
わずか3%しかありません。

日本では古来より石職人が
これらの石からキズを避け、
色むらの無い均一の石目の部分を
選り分けてお墓造りをしてきました。
それゆえお墓は非常に高価なものでした。

ところが、20年ほど前から
中国での墓石製作が始まりました。
これにより墓石の価格は高価なものだけではなく、
「墓石セット○○円!」といった
お手頃価格の墓石が市場に出てきました。

ここまでなら何の問題も無かったのですが、
より安価で提供する為や、
より利益を追求する為に、
熱処理でキズを隠し、薬品や着色料で
色むらを化粧するなど
様々な"ごまかし"が行われるようになりました。
近年世間を騒がせた建築耐震偽装や
数多くの食品偽装と同じです。

石は何千万年、何億年と
永い年月を経て形成され
自然界から授かった天然資源です。
人間の体にホクロなどがある様に
石にも様々な部分があるのは当然です。
かといって"ごまかし"がいいとは言えません。

お墓は「高ければ良い」というものではありませんが、
安すぎるものに良いものはありません。
長く使っていただくものだけに充分な注意が必要です。


「中国産のお墓は良くないのか?」

近々、お墓に使用する石材及び、製品の検品で
中国・福建省の「アモイ」というところに恒例の出張で行くことになりました。

アモイ周辺は現在、世界最大の石のマーケットとなっており、
中国全土を始め、インド、ヨーロッパ、アフリカなど
世界中の石がこの地域に集まり、お墓をはじめ建築材料など、
様々な石製品に加工され再び世界各国に輸出されます。
 
また最近では、日本の石も中国に送られ
墓石として加工され、数多く逆輸入販売されています。

では、日本の石は良くて、中国を含む外国産石材は悪いのでしょうか?

「いいえ、一概にはそうと言えません!」
大地の自然から採掘される石に国境はありませんし、
外国産にもすばらしい石はたくさんあります。
逆に日本の石でも品質の良くない石もあります。
ただ加工技術に関しては中国の技術も進歩をしたといえ、
まだ日本との差はかなりあるように思えます。

しかしこれはお墓だけに限らず、工業製品、家電、衣料品など、
多くの分野において言える事かもわかりません。
そうは言っても近年の安価なものに対するニーズを考えれば、
今の日本社会において中国製品を避けて考えることは出来ません。

むしろ技術以前に問題なのは、もの造りに対する考え方と良心です。
悲しいかな墓石業界には建築基準法や食品衛生法などの規定法律がありません。
それゆえ中国では石材の薬品処理、熱処理、着色等、
様々な"ごまかし"を施しての墓石製作が数多く行われています。
これらを防ぐためには、信頼のおける工場と提携を結び、
なおかつ自分自身で頻繁に中国へ足を運びチェックを続けるしかありません。
 
【付記】石材への数多くの"ごまかし"は
中国の工場がもともと行っていたものではなく、
日本側がより一層の安価での販売目的及び、利益追求のため、
日本の企業指導のもとで始められたことを付け加えさせていただきます。


「お彼岸」のお墓参りのマナーと作法について

昔から私たち日本人には、
故人の命日やお盆、お彼岸に
お墓参りをする習慣があります。
今年もまた秋のお彼岸が近づき、
多くの人がお墓参りをする時期になりました。

本来、お墓参りには
決まった時期があるわけではなく、
いつお参りをしても構わないのですが、
「お盆」と「お彼岸」に関しては、
もともと仏教に由来する行事です。 

彼岸というのは、「到彼岸(とうひがん)」を略したものです。
これは古代インドの言葉、サンスクリット語の「パーラミター」(波羅蜜多)を訳した言葉で、
文字通り彼岸へ到達するという意味です。
彼岸とは悟りの世界を意味し、
煩悩と迷いに満ちたこちら側の岸「此岸(しがん)」に対して、
あちら側の岸「彼岸(ひがん)」、
つまり極楽浄土のことを指しているのです。

では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか?
仏教には『六波羅蜜(ろくはらみつ)』という教えがあります。

1.[布施] 他人へ施しをすること
2.[持戒] 戒を守り、反省すること
3.[忍辱] 不平不満を言わず耐え忍ぶこと
4.[精進] 精進努力すること
5.[禅定] 心を安定させること
6.[智慧] 真実を見る智慧を働かせること

こうした徳目は本来なら毎日心がけるべきなのでしょうが、
日頃は忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。
そこで、せめて春と秋、年に2回くらいは実践しようというのが、お彼岸法要の意味です。
お彼岸には、ご先祖様のお墓にお参りし感謝と冥福を祈るとともに、
六波羅蜜の教えを実行したいものです。

お墓参りの作法については、
仏教ではお線香をあげ、
神道では榊やお神酒などをお供えします。
また、キリスト教では
白いお花(カーネーション、百合など)を供えるなど、
宗旨・宗派によって様々ですが、
ここでは一般的なものをご紹介いたします。

1. お墓参りに準備するもの

■掃除用具:タワシ、ぞうきん・タオル、
スポンジ、歯ブラシ、軍手、ゴミ袋、※手桶、
※バケツ、※ほうき、※ちりとりなど。

※印については、墓地や霊園で借りられる場合もあります。

■お供え物:生花、お水(飲み水)、
湯飲み、おはぎや彼岸団子などのお供物、
お供物を置くための半紙など。

2. お墓参りの前に

お寺に墓所がある場合には、
お墓参りの前に先ず本堂のご本尊様にお参りをし、
ご住職にご挨拶をしましょう。

3. お墓のお掃除

自分の家のお墓の前に着いたら、
お掃除をする前に先ずは一礼し、両手を合わせて合掌します。

①先ず始めに、枯れた花、ローソク・線香の
燃えかすなどを取り除きます。
花立、線香立が取り外しができるものならば、
取り外して洗ってください。

②墓所内の雑草を抜き、
墓所の周りをほうきできれいに掃きゴミも拾います。

③次に、墓石にきれいなお水をかけて、
スポンジや柔らかいタワシを用いて汚れを落とします。
文字を彫ってある部分のお掃除には、歯ブラシを使うと便利ですが、
ペイントがはげ落ちないようにやさしく汚れを落としましょう。
洗い終わったら、きれいな布で水分を拭き取ってください。

4. お参りの作法

①お掃除が終わったら、
花立にお水を入れお花を飾り、
水鉢にきれいなお水(飲み水)を入れます。

②次に、おはぎ、彼岸団子や、故人の好きだった
お菓子・果物などを半紙や懐紙の上にお供えします。

③そして、ローソクに火を灯し、
そこから線香に火をつけてお参りの準備をします。
お参りの順番は故人と縁の深い者からとなります。

※線香はローソクの火から束のまま火をつけてから、
人数分に分けてお供えするのが一般的です。

④お線香を手向け、合掌礼拝の前に
墓石の上から手桶のきれいなお水をたっぷりとかけます。

⑤合掌して、先祖や故人の冥福を祈ります。
また、近況の報告をしたり、
お経を唱えることができれば、お経を唱えても良いでしょう。

5. 後始末はきちんと

お参りが終わったら、お花だけを残し、
お供えはカラスなどに荒らされないように
持ち帰るようにしましょう。
また、古くなって朽ちた卒塔婆は、
菩提寺にお願いして、お焚きあげをしてもらいます。

忙しい現代社会においては、
先祖を供養し、故人を敬うことが
大切なことだと分かってはいてもなかなか出来ないものです。
しかし、せめてお盆、お彼岸くらいは
家族揃ってお墓参りに行き、故人を偲びたいものです。

知っておきたいお墓のこと 「秋のお彼岸」

今年も早いもので、秋のお彼岸の時期が近づいてきました。
日本のほとんどの家では故人の冥福を祈り、
ご先祖様に感謝の報告をするため、
お彼岸には「お墓参り」をする習慣があります。

春分・秋分の日を中心に前後3日間を加えた1週間がお彼岸と言われています。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、
春分・秋分の日はちょうど季節の変わり目にあたり、
農業では欠かせない大切な目安となる日です。

そんな大切な時だからこそ日本人は昔から、
ご先祖様や亡き人を偲び、お墓参りをしてきたのです。

ですから、自然や季節感を忘れがちな現代の人たちにとって
「お彼岸」は太陽(お天道様)やご先祖を思い起こすのに良い機会です。

日々の生活が忙しく、お墓参りが大切なことだとわかってはいても、
なかなか出来ないのも現状かもしれません。

しかし、できるだけ家族揃ってお墓参りをしながら、
自然の恵みとご先祖様のおかげで今現在の自分と家族があることを心から感謝し、
故人を偲ぶ日が日本のお彼岸ではないでしょうか。

彼岸花が咲く頃、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、
そして子どもたちが連れ添ってお墓参りに出かけ、手を合わす。

これも残しておきたい日本の良き風景の一つのように思います。

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